2014年度卒業論文
水滴着水時の音を応用したアンビエントライトの制作 | 組地 翔太 |
擬音語・擬態語が高度に発達している日本は、音を無意識的に意味あるものとして捉えている。古くから存在するししおどし、つくばい、風鈴などをみても、音に安らぎを求め自ら音を生み出してきた事がわかる。このように、日本人の音に対する美の造詣は深く、世界に誇れる感性と思われる。一方で、機能的発達が高度に進み生活が非常に豊かになった現代の日本の大都市では、その代償として自然が生み出す音を身近で聞く機会が少なくなってしまっている。
そこで、音の審美的価値に関心を向けさせ心に安らぎをもたらすアンビエントライトの制作を行うことを本研究の目的とする。